改良めだかとは?(ニホンメダカと改良メダカ)

改良メダカのお話改良メダカのお話をする前にメダカの歴史について少しお話をさせてください。メダカは日本で1番小さな淡水魚です。めだかを漢字で書くと「目高」となります。これは、目が体の高い位置にあることを意味しています。実際にめだかの目は視力がよく、水面近くで流れてくる餌を見張っていて、口は水面に浮いたえさを食べやすいように上向きについています。
顔を横から見ると目の位置や水面のものを食べやすい形になった口など水中で暮らしやすい様々な特徴を持っている事が判ります。
メダカの学名はOryzias latipes(オリジアス ラティペス)と呼ばれ、和名ではニホンメダカと呼ばれています。
学名にあるlatipes(ラティペス)はラテン語でlatus (幅広い) pes (足)という意味。メダカ属をしめすOryziasは、イネの学名 Oryza sativaに由来し、イネのまわりにいるという意味です。

改良メダカのお話メダカは18世紀頃より鑑賞用として飼育されたと言われてが、19世紀頃にはメダカよりも派手な金魚の方が人気となり観賞用としてのメダカの人気は衰えました。しかし1823年にドイツの博物学者シーボルトが生物学的にニホンメダカを発見して世界に初めて紹介された事でメダカは生物学や遺伝子学などの分野でも不可欠な存在となりました。

生物学や遺伝子学などの分野でも不可欠な存在となったメダカですが、宅地造成や農業改革など人間活動の影響を強く受けて生息数が激減し、1998年「絶滅危惧種第Ⅱ類」(絶滅の危険が増大している種)に指定されます。

改良メダカのお話やがて絶滅危惧種に指定されたメダカに転機が訪れます。それはメダカ愛好家による改良品種が盛んになり、当店で販売をしてる「楊貴妃」「夜桜」など様々な改良品種が誕生し、愛好家達による品評会が開かれてます。またメダカの流通では、光る「ラメ系」や体が透けてみえる「シースルー」、赤い目の「アルビノ」など。現在、様々な種の交配を重ねて作られた改良メダカが存在し、珍しい品種なら2匹セットで2万円、「交配用」のオスとメスのセットで1万円など、高値で販売されています。

メダカは飼育が簡単なことと繁殖サイクルが早く、品種改良や繁殖を目的とする方も多いですが、、最近では品種改良や繁殖を目的とした方ばかりではなく鑑賞用として女性層にも人気が浸透してます。ダルマメダカが見つかった13年前の第1次、その後マニアに広がった第2次に続き、現在はメダカの第3次ブームが到来していると感じます。

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